住まい方・・・どこで、誰と、どんな風に住まいたい、過ごしたい?
私はといえば、子供の頃はずっと戸建ての一軒家、働き始めてからはもう10回以上引っ越しをしている。
必要にせまられてというよりは、引っ越すタイミングに乗っかって「さあ次の場所、そしてまた次の場所へ 」と移動した感があるのだけれど・・
引っ越し ー 移動すること 何かが新しく変わる、はじまる感じがすきなのだ。
新築か中古か、戸建てかマンションか、分譲か賃貸か、、色んな住まいのカタチ。住まいを選ぶとき、特に意識していなくても実は決めてとなっているコトがある。
マイホームを所有することに夢を・・ 定住に安心を・・ 移り住むことに冒険を・・ どこに心地よさを感じるか?
『幸せな住まい』はここ、やっぱり人それぞれなのだ。
幸せな住まいって?
マイホームの夢、新しいものを得ることに感じる喜び。
「家」は一生の買い物というけれど、それは新築のマイホームという「家」をもつことが幸せの象徴になっているからだろう。
たしかに家は安価なモノではないけれど、一生のモノと考えなければ家はひとつの住処(すみか)に過ぎない。
「ひとつの所に新しい家を構え所有する」幸せもあれば、「家を所有せず住まう場所を変える」幸せもあるからだ。
新しさへの価値もあれば、そこに高いお金を消費するなんて・・という価値観。定住への安心は、価値が変われば、自由という選択肢が奪われるいうことになる。
どこに価値を感じるか・・住まい方には、その人の生き方があらわれている。
くらしの色々 戸建て、マンション、賃貸・・・
インテリアの仕事は面白い。選ぶものひとつにその人らしさが感じられたり、その人らしさの背景に・・
「こんな暮らしがあったんだ」と気づかされることも多いから。暮らしは個性、「家」はくらし育む真ん中(ホーム)だから、その人の心が映るのだ。
インテリアコーディネーターの楽しさは・・? 住まい生き方、暮らしの個性
私は少し古びたマンションの方がなんとなく落ち着くのだけれど、一方で立地の良いの都市型マンションならではの良さ、に心動かされるところもある。
分譲マンションのインテリアコーディネートでは、 マンションのコンセプト、設えられたシステム… 「マンション」という -そこでのくらしの価値を感じるのだ。
モデルルームを裏切らない・・均一性のある美しさ、快適性、利便性。 日本人特有の新しいもの、清潔さ、痒い所に手の届くようなきめ細やかなシステム…
地代の高い国土に立つ「家」は、その特性から、望むくらしをコンパクトに買えるようにいっぱいの工夫がつまっている。
だけど戸建てなら・・・集合住宅と一括りにされない、自由で開放感ある家づくり、暮らしが可能だ。地に足を据えた “一生の住処” は心の安定も得られるだろう。
一方賃貸なら・・制約はあっても自由に住み替えができる。より”自由”という選択肢がいつも側にあるのだから。
心に尋ねたい、心地よい住まいとくらし。幸せな住まいは・・・どっちが得か、資産になるかなんて、やっぱりカリキュレーターでは測れない。
住まい方が未来を描く!?
漁業、農耕、遊牧民族.. 古代の昔から
生き方が違えば「住まい方」も違ってくる。だったら逆も言えないかな?!
住まい方が違えば生き方も変わる - 住まいに抱く幸せは、子供の頃の思い出からだったり、幸せの観念が植えついていたり色々だろう。
一度そこから離れて考えてみてもいいのではと思う。するとほんとうに『どんな人と、どんな場所で、どんな風にくらしたいか』も感じられてくるはずだから。
まとめ
くらしをつくる衣・食・住。「食」どう食べるかはその人のカラダをつくり、「衣」どう装うかはその人を表す。
そして「住」。その人の暮らし方は生き方を感じさせるもの。住まうことは生きてくのに必然なのだけれど・・・
●
住まうことから望むくらしの幸せを描いていく -それは自身の生き方を選んでいくことにながるんじゃないかな、と思う。