ウィークリーマガジン

幸せを呼ぶ暮らし方~心地よさ感じるアミュゼな暮らし/weekly vol.5

だれかの家を訪れて「あ~とってもいい感じのくらしをしているな」と感じるとき。

よそのお宅にお呼ばれてしているのに、自宅みたいにくつろげたり、その場所その暮らしから感じるインスピレーション、触れたくらしの気配が忘れられなかったり・・

 

そんな暮らしの場面は、いつだってそこでのその人のくらしを感じさせる中にある。

何か秘密があるのかな?

 

幸せを呼ぶ暮らし方、心地よい暮らしのヒントがあるのなら・・ 心地良さ感じる~アミュゼな暮らしの背景を探ってみたい。

「家」、暮らしの気配

誰かのくらしが「いい感じ、素敵だなあ」と映るとき・・それは雑誌に見るモデルルームの素敵さとは違うもの。

暮らしぶりが素敵だなあと感じるのだ。

 

インテリアがステキなのではなくて、その人を通した暮らしぶりがインテリアを素敵に魅せ、家を心地いいものにしている。

その人じゃなかったら、違う誰かの住まいだったら?

 

その暮らしぶりを同じように ”素敵” と感じるかはわからない。その人らしさを感じるからきっとイイのだ。

住まうその人の活きる「家」。住処ってやっぱり人とナリ、住まう人から育まれ、つくられる。

訪れたとき感じた気配は、そこに住まう人の暮らしの背景。くらしはいつでも発展途上、育んでいけるものだ。

幸せを呼ぶ場所、幸せの集う場所

フランスでのホームステイ先のマダムの家は、一目惚れしたというパリ17区のマンションだった。インテリアはベニスの絨毯から日本の高炉や小物、ヨーロッパの家具と・・

古今東西の織り交ざる素敵なものだったけど、

 

それ以上に、そのモノのストーリーをひとつひとつ語るマダムの暮らしぶりが、今も印象に残る。コンパクトなキッチンにいつもある、お気に入りの朝の黄色のコーヒーセット。

猫足のバスタブの隣には鏡の前に、高級クリームがひとつだけ。

 

お風呂あがり、その高級クリームでたっぷりと肌を潤わすマダムを見ては「リッチだけど質素」であること。そこにエレガントさを感じたものだ。

「暮らしは美しく」マダムの醸し出す凛とした雰囲気は、そんなくらしの背景にあるのかもしれないな。

 

片手に愛犬を抱き撫でながら、「この家を愛してる」と口にしていたマダム。一匹の犬と留学生とくらす家、「たっぷりの愛情の注がれた場所から、育みあふれる幸せがある。

あるとき台湾で一泊させてもらった一般家庭。はじめて顔を合わせる日本人の私たちを、温かく、そのまんまと感じさせる ~普段の暮らしのなか~に迎えてくれた。

テーブルを大勢で囲むリビングがあり、甘酸っぱい台湾風の梅の実や昆布にクコの実・・たっぷりのお茶と珍しい茶請。

 

皆で囲むテーブルは、おばあちゃん家にいるような、なつかしい感じのする居心地のよさ。

誰かれと家族や友達がやってきてオープンな家だ。気さくな感じの普段の笑顔に囲まれて、よそ行きの緊張もいつしか吹っとんでしまうような ~心地いい風がふく。

「きっと楽しい家庭なんだろうな」「いいご近所いい仲間に囲まれているんだろうな」・・そこは、きっといつもの「人と笑顔の集まる場所」だろう。

誰をも温かく包み込んでしまうような空気感、台湾の家庭の ”家族と友人と集い、訪れる人にも親しみを感じさせる” その暮らしぶりは、とても温かく心に残るものだった。

 

感じた心地よさと空気感。あの時あの場所に流れていたもの。住まう人、その暮らしぶりから・・・ きっとたくさんの幸せを呼んでいる。

いい感じのくらしが匂う場所

そんないい感じ生活をおくっているその場所からは “いい空気” が流れてる。「あ~いい家庭なんだろうな」「今ここで、いい感じで過ごしてるんだろうな」・・・

何か上手くいかないようなことがあっても、包み込んでくれるような温かさ。すこやかな暮らしを思わせるその場所で 「その人と波長の合った暮らし」がそこにある。

 

だからやっぱり毎日の暮らし方は大事。暮らす場所、一緒にくらす人。

「家」HOMEは、日々新しく何かが生まれ、育み、幸せを感じる原点。そして “ただいま” と戻ってくる「家」は、喜び、悲しみも吸収してくれる在処だから。

 

 

心地よく、住まう人の活きるくらしは幸せを呼ぶ。

だから、心地いいと感じる小さな幸せの種をまき、大切な一日一日を育みながら、日々のうるおうくらしの豊かさを奏でたい。

心地よい風吹き抜けるアミュゼな暮らし

均一性の好まれるマンションの内装材。生産性やメンテナンス性のいいもの、便利で合理的なモノに流れてきたのが今までだけれど。

そんな中マンションでも「本物の木や石をやっぱり使いたい」という声が今また出てきている。

 

人、動物はやっぱり自然を感じていたいもの。だから内にいてもどこか ”自然” を感じていたいし、自然な質感をやっぱりイイと思う感覚がある。

 

実用的なモノよりも、育まれる感覚を大切に、経験や思い出に価値をおくとまた、選ぶものも変わってきたり・・

「もしかしたら需要の少なくなる本物の材質も、また好まれてくるのかもしれないな」と木工屋さんが言っていた。

 

心地よいくらしは、自分の心地よさを知ることから。心地よさに触れると単純に気持ちが柔らかに幸せな気持ちになるものだ。

自分の心地よさを基準にすると・・お金だけじゃない、モノだけじゃない ”そこからうけとる幸せ” に価値がおかれるかもしれない。

 

アミュゼamusee はいい感じ、楽しい、快適な ~という心地よさを感じさせる言葉。

住まいも心も風通しをよくしておくと気持ちいい。快ちよく、日々に楽しさと喜びのあるいい感じのくらしから、さあ幸せを呼びこもう。

 

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