コツコツと高い足音を響かせて歩く凛とした空気感をもつマダム。今もあの気品高い気配が心に残る。
”どんなことに喜び感じて何を大切にしてるか” そんなことを一番感じさせてくれたパリ留学のとき。中でも心にはっきりと残るのは・・・
滞在先のパリ17区、「この部屋を愛してる」と言ったマダム所有の小さなアパートメント、あの一室だ。小さいけれど、大切にしつらえられた調度品、想いある品々…
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バスルームには高級クリームがひとつだけ。いつも気高く、誇り高く、そして質素に –
愛するモノを側に日々を育むくらし、マダムの生きるストーリーそのままをすっぽり表すようなあの部屋は ”マダムその人” を思わせた。
おしゃれな家のインテリアの素敵
インテリアコーディネートで出会う数々の家
それぞれに色んな素敵があるけれど、中でも心に残る・・素敵な部屋には、やっぱりその空間だからの “ヒミツ” が隠れてる。
「何だか心魅かれる」「何だか居心地がいい」そこに感じる ”なんだかイイ” は・・・
その場所とモノと人のつくる空気感。その空気に調和してあなたの感じた ”心地よさ” 。
「おしゃれな家のインテリア」あんな風に・・どうしたら?って探すなら、もう秘密の種は見つけてる。
あんな風にって感じた‥その”心地よさ”を探ってみるといいん♡だから。
ストーリーを感じさせる部屋
インテリアの相談を受けるとき、コーディネートの要望は様々だ。
多くは望まないけれど、ただ白を基調にと、描く家に ”ロマンティック” をイメージさせる小柄でかわいらしい女性 – 柔らかで優しい雰囲気そのままのインテリア。
色で家に描くインテリアは・・
ある時はピンクを基調に甘く優しく
ある時はアートのように面白くカラフルに
ブルーで颯爽と蒼く広がりあるイメージで …
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ペットと過ごす -ワンちゃんメインのその家は、外とのつながり感じさせる解放感 –愛犬と仲間とシェアする空間が住まう人の心地よさと調和する空間。
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色ではなく、光の感じや部屋の広がり・・・照明や家具セレクトメインの要望には、光の陰影の中で夫婦二人の「ゆったりとくつろぐ時間」を思わせた。
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”これからは自分の好きなように、とにかく気持ちよい空間にしたいの” とのリタイア後のくらし空間へのリクエスト・・・
ベージュ~濃茶のトーン 微妙な光の変化を基調に、「自身の気持ちよさと色の感覚 」を確かめるかのように、カーテンや壁紙を眺める様子が印象的だった。
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”こんな風にしたい” と描く空間「家」には色々あるけれど、心に印象に残す素敵なインテリアは、自身の心地よさに正直な ”住まい手”とのきれいな調和を奏でてる。
おしゃれな家の素敵の秘密
あるとき台湾で一泊させてもらった家庭では、はじめて顔を合わせる日本人の私たちをも、温かく迎い入れてくれるような懐かしさをもつ「家」だった。
輪になって大勢で囲めるテーブルがあって、さっと筒箱のままサーブされる甘酸っぱい台湾風の梅の実や昆布にクコの実・・たっぷりのお茶と珍しい茶請。
皆で囲むテーブルは、おばあちゃん家にいるような居心地のよさをもつ、誰かれと家族や友達がやってきてオープンな家だ。
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気さくな感じの普段の笑顔に囲まれて、よそ行きの緊張もいつしか吹っとんでくような心地よさ。
台湾の人柄を思わせる ”解放感と温かさ” が、赤茶の木と褪せた色のタイルでつくる空間interior と素敵に調和していた。
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ショールームのインテリアは素敵だけれど、人の気配を感じさせない美しさ。くらしの理想は描けても、手に入れたその先は・・・暮らしの中でこそ育まれるもの。
だから、訪れた人に”素敵”を残すインテリアは -人とモノと空間とが調和するその人の暮らしstory のワンシーン – そこでのその人のくらしを感じさせる中にある。
家・インテリア素敵のこれから・・
住宅の行方、日々のくらし「家」interiorに求めるものは時によりけり。
社会の流れ、その中で、日々のくらしをどう描くか。その思考によって変わるから。
突然に起こった余儀なくされた生活の変化。外中心の生活から ”内” の生活の中では、それぞれに過ごす「家」interior 内に望むものも変わったり。
狭い土地に建つ小さな空間では、家interior にも効率化が優先されがちだけれど・・
インテリアの役割は「あなたの内 interior で心地よく感じられる場所」をつくること。心地よさを運んでくれるインテリア、心で感じる幸せ感が大切なのですよね。
おわりに
美しい街パリに住むことを誇りに思い、お気に入りのカフェ、いつものパン、顔なじみのマルシェの店に通うこと。
いつも通りのくらしをいつも通りに。
華やかなイメージをもつパリの街だけど、目にしたそのくらしぶりは穏やかだった。
幸せな生き方 Part2 パリのマダムと異国のくらし
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感情豊かに、正直に – マダムがあんな風に “自然体” でいられるのも・・・自分の心地よさを知っているくらしのベースinteriorがそこにあったからかもしれないな。
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