くらしに触れることはおもしろい。
向き合っている人の個性の背景に、こんなくらしがある・・あ～ここからこの人らしさにつながっているんだな、、そう感じることが多いから。
模様替えがすき、インテリアをみるのがスキ。いろんなインテリアのワクワクから選んだこの道だけど、それ以上に “誰かのくらし” に触れるところに面白さのある仕事。
暮らし方は何通り、何色あるだろう。暮らし方は・・生き方。
せっかく描くキャンパスがあるのなら、パレットに色をのせ･･ 選びためして楽しみながら、もっと幸せな心地いいくらしを探したい。
インテリアコーディネーターになりたい！
インテリアinteriorー内面の。インテリアは内部の装飾をあつかうのだけれど、人の内面を表現することにもつながる仕事。頭に、心に、抱いているくらしや空間を描いていく作業だから。
コーディネートcoordinateという文字通り、調整しながら求めるイメージにつなげていくのがインテリアコーディネーター。
どんなカタチに仕上げようかな？ 色で、言葉で、素材で、写真で… 探っていく作業は楽しくて、時にイメージに中々たどり着けず苦しかったり。
でもだからこそ、空想したものが “カタチとなってあらわれる楽しさ” が得られる。そして想いとカタチがつながった時のありがとうは、何倍もの “喜び” となってかえってくる。
こうだったらいいな、こうしたらきっともっとよくなる・・想い描く子供のままの気持ちで、誰だって自分の暮らしをコーディネートができる。
大切なのは内面から！あなたの心地よいくらしを描くこと。
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『こうだったらいいな！』そんなもっと幸せなくらしを描くなら、これから先 ”私” の 理想のくらしを描いていく、素敵なあなたのインテリアーコーディネーターになろう。
住まい生き方、暮らしの個性
住宅への要望はほんとうに人それぞれだ。いつも夫婦二人そろっての打ち合わせ。仲のいいご夫婦だけど、「お互い部屋は別々にしてね」とのリクエストに意外さを感じたり。
趣向の違う別々の部屋をもつ。夫婦の時間や家族で過ごすときは大切にするけれど、「プライベートは別々に楽しむ」・・そんな暮らしを想像させる。
逆に「あ～その人らしいな」と納得することもある。患者さんに親しまれ温和で寛大な感じの先生が建てた家は、高台に立つ風の吹き抜ける気持ちのいい家だった。
２匹の大型犬とくらすまっ青なその家は、昔ながらの土間があり ”広く開放的” で、先生そのものを感じさせた。
50代で家づくりをするご夫婦は、「ここに住むのは30年。30年快適に住める家であればそれでいい、だから木造でいいよ」と潔い。プランニングのすべてもそこから・・・
そこでのくらしに求めるものがはっきりしていて、インテリアの要望にも迷いがない。心地いいと感じる住まい方がはっきりしているから、選ぶものも迷わないのだろう。
その決断の潔さは格好よく、その住まい方を通して、ご夫婦の生き方まで感じとれる気がした。
住まい方が違うのはそれぞれに「個性」があり、そこでの暮らしの先に見ているモノも違うから。
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くらしながら成長する住まい。
服がだんだんと身体に馴染んでいくように、「家」も住まいながら個に馴染み、暮らしの個性となってつくりあげられていくものかなと思う。
おわりに
よそへのお泊りは、ちょっとどきどきする。
お泊りに誘われて、いつもとは違うそのお家での一日に”わくわく感”一杯で息子がうちを出た。よそへいくと、その家ならではの匂いを感じてくる子供の感覚。
○○くんのとこは、お母さんが記者で超忙しくって「晩の一杯、これがたまんない！」っていってたよ。寝るときはお母さんが真ん中で、両側に○○くんと妹さんだって。
僕が昨日の夜はまん中で寝て、二人して僕の髪触るんだ。楽しかったよ、だいぶ寝たのおそくて叱られちゃったけどけどね。
いつもと違う過ごし方、習慣、食べること、寝ること…
住まい方ーその暮らしは、子供にとって色んなことを感じ多くのことを学び育んでいくベースになる。そして誰にとっても「家」は心の在り処、いちばん安心できる場所だろう。
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それぞれにあるハッピーでいられるくらしって素敵だな。
たくさんの「あんな住まい方こんな暮らし」に出会えるインテリアコーディネーターは、たくさんの幸せに触れることのできる仕事。
暮らしの数だけある幸せ。そこでの幸せを感じて、さあ！つぎの幸せにつなげたい。
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